【800字書評】野口悠紀雄『「超」集中法』|戦略としての集中法

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戦略としての集中法

KKc
野口悠紀雄『「超」集中法』の800字書評です。

 成功するのは「2割」を制する人だという。
 全体の2割から、価値の8割は生み出される。これがパレートの法則と呼ばれるものである。
 『SLAM DUNK』でも「リバウンドを制する者は試合(ゲーム)を制す!」という名言がある。

 少ないからといって重要ではないとは限らない。
 重要なものだとわかったのなら、そこに資源や労力を集中させるべきである。
 全部やるには時間も身体も足りない。
 仕事とは、やるべきものとやらないものを選択することである。

 物事は、すべて偏在している。
 私たちがやるべきことは、中心――「コア」を見つけ、そこを「制する」ために精力を注ぐことである。

 注意しておきたいのは、本書は「集中するための方法」ではないということだ。
 (あ~勉強たりいなぁ~なんか良い集中法がないかな~)とか(ランチタイムの後はどうも、仕事がはかどらないわ。どうしたものか知らん)とか(手持ち無沙汰になるとすぐにTwitterを開いてしまう……これではイカン。なにか解決法を……)とかの悩み事に対処するための本ではない。

 戦術としての集中方法ではなく、戦略としての集中思考を題材とした新書である。

 意識せずとも優秀な人はやっていることだ。
 たとえばこの書評も、ページを開いた時点でタイトルと全体図、文字数や語り口をなんとなく数秒眺めて「読む価値があるかどうか」を決めていると思う(たぶん)。

 ブログも「選択と集中」が大事である。
 何か書籍をとりあげて書くことは、すべての出版物に対してできることではない(できたらやりたい。無理だけど)。
 私が書くことを「集中」したことで、本書が読む価値のあるものだということが少しは担保されたと思っている(そうだといいけど)。

(739字)

作品情報

著者:野口悠紀雄

おわりに/h2>

KKc
お読みいただきありがとうございました。

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