目次
あらすじ
身体が不自由でも自転車に乗りたい。
風を切って走りたい。
そんな願いを叶える自転車を堀田健一さんは作っています。
40年間で2600台以上。
誰かの為に何かをすること。
それをずっと貫くこと。
読書感想文(1200字、原稿用紙3枚)
自分の好きなことが誰かのためになるかというと、必ずしもそうじゃありません。
私は体を動かすことが好きですが、自分の健康のためになっているだけで、誰かのためになってはいません。
私はゲームをすることが好きですが、自分の頭のためになっているだけで、誰かのためになってはいません。
私は食べることが好きですが、自分のお腹のためになっているだけで、誰かのためになってはいません。
『風を切って走りたい!』の堀田さんは小さいときからものづくりが好きでしたが、ほんとうに自由に好きなものだけ作っていたら、堀田さんのためになっているだけで、誰かのためになってはいませんでした。
堀田さんが変わるきっかけは、お子さんの三輪車を手作りしたことでした。
そのときから堀田さんの好きなことは、誰かのためになることとイコールになりました。
堀田さんは40年間も、誰かのためになるものを作り続けてきました。
私はこの本を読んで、自分の好きなことも誰かのためになるように、ちょっと変えてみようかという気持ちになりました。
「そうだ おそれないで みんなのために」というアンパンマンの歌を思い出しました。
私は体を動かすことが好きですが、運動不足の家族を誘って一緒にやってみようかと考えました。
私はゲームをすることが好きですが、買おうかどうか迷っている友だちにアドバイスできるようにやりこもうと決意しました。
私は食べることが好きですが、食べるだけじゃなく、もっと作ってくれた人に「おいしい!」と伝えていこうと思いました。
自分の好きなことをする時間は、自分を好きになるための時間だと私は思っています。
そこに誰かのためになることをプラスすると、より自分を好きになれるし、人の役に立つしで、一石二鳥です。
私の変化は坂田さんのように、誰かの夢を叶えるような大きい変化ではありませんが、自分ひとりのためだけにやるよりは、たぶんいいんじゃないかと思います。
(813字、原稿用紙2枚と5行)
おわりに
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