目次
はじめに
「書評POPとは?」とお思いになられるかもしれません。
本屋さんの棚の周辺に、本が積まれているところがあります。あそこに立ててあったり、あるいは貼り付けてあったりするものです。あんな感じのやつです。
おわかりになられたと仮定して話を進めます。
今回はその「書評POPの書き方」の記事です。
(仕事で書かねばならない!)や(POPコンクールに応募、大賞に選ばれ図書カードをもらいたい! 本を買う金が欲しい!)などの悩みに役立つことうけあいです。たぶん。
POPを書く手順【3ステップ】
1.(自分の感想を)一言で表す
インパクト、大事です。
<シリーズ累計1300万部突破>とか<こ、これが! 芥川受賞の衝撃作!>とか<絶対に泣ける!涙ぼろぼろ!>とか、自分にとって(これは……!)と思うような一言でその本を言い切ってみます。
キャッチコピーを作るような感覚で、よいと思えるようなものができるまで何度でも試行錯誤します。
2.1で書いたものの説明を書く
1で納得できるようなものが作れたなら、あとはそれを補足するような文章を書くだけです。
本文中の印象的な箇所などを引用するのもいいです。
だいたい200~300字程度の分量がいいと思います。
足りないところは絵などで埋めます。
3.イラストや写真を入れたり、カラフルにしたりして、ポップに飾る
名は体を表す。POPはポップでなければなりません。
一目見た人が(おっ?)と足を止めるような華やかさを目指します。
絵が書けない方は、写真やマスキングテープに頼るのもよいでしょう。
POPの例
<選択だけが人生だ>
春を選んで咲く花の名を持つ少女・桜良は、膵臓の病で余命わずか。
友達がいない「僕」は、ひょんなことから桜良と一緒に過ごすことになる。
「君の膵臓をたべたい」
これは、彼が心からそう思うための、選択の物語。
<もし、僕の本当の初恋の人みたいな女の子がまた現れたなら。今度こそ、その子の膵臓を食べてもいいかも。>(278頁,住野よる『君の膵臓をたべたい』双葉社)
【関連リンク】「住野よる『君の膵臓をたべたい』【読書感想文】」
おわりに
POPでなくとも、日常の中で短い感想を書かねばならない機会は、そこそこあります。
そんなときにスラスラと書けるようになりたいものですね。
「800字書評一覧」はこちらから。
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