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深夜1時に書いた書評
著者は岩田アリチカ。京都にある老舗寝具メーカーIWATAの社長であり「快眠コンサルタント」である。
本書で述べられているのは「最高に冴えた頭と体で1日を100%使いきる技術」。ちなみにこの書評を書いているのは深夜1時である。とても眠い。眠い状態で睡眠に関することを書けば、いい文章になるのではという浅はかな目論みである。
話を戻す。
著者は「快眠法こそがこれからいちばん必要とされる仕事術」と主張する。快眠をし、ベストコンディションで仕事に臨む。素晴らしいことではないか。
主なコンテンツは以下。
「エグゼクティブが休日も同じ時間に起きる理由」
「悩み事があるにも関わらず、すっと入眠する方法」
「脳を最高に冴えた状態にするには何時間の睡眠が適切か」
「昼食後は20分の仮眠が午後の仕事によい影響を与える」
「出張や旅行したときにも(睡眠環境が変わっても)、良質な睡眠をとるには」
特に気を引いたのは「昼食後の20分仮眠」である。これを読んで私は「朝飯前」ということわざを連想した。
「朝飯前」というのは一般的に「朝ごはんの前に片付けられるほど簡単な仕事」という意味であるが、「睡眠後」という視点から見ると違う意味にとることができる。
睡眠後は頭がすっきりしている。それは現在(深夜1時)私の頭の中がぐちゃぐちゃしていることと対照的である。
朝は深夜に比べて思考がクリアだ。できれば書評も深夜ではなく起き抜けに書きたい(とほほ)。
「昼食後の20分仮眠」は朝目覚めたときと同じとはいかないが、それに近い効果を私たちにもたらしてくれる。ランチの後は誰しもが眠くなり、その後眠気と戦いながらの仕事になりがちだ。そこであえて寝てしまうことで午後からの仕事のパフォーマンスが飛躍的に上がる。
仕事のクオリティは睡眠の質に左右される。ということで、おやすみなさい。
(794字)
作品情報
著者:岩田アリチカ