『霧のなかの白い犬』読書感想文|白いシェパードと当たり前

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あらすじ

 ジェシーのおばあちゃんが白いシェパードを飼いはじめました。
 かわいい犬に大喜びのジェシーと、どこかおかしくなっていくおばあちゃん。
 少しずつ語られる戦争と人間愛、希望。
 あやまちは、忘れたころに思い出す。

【読書感想文】原稿用紙3枚(1200字,60行)

KKc
白いシェパードと当たり前

 私は犬か猫かと言われたら、猫の方が好きですが、さいきんは犬とコミュニケーションすることが多いです。

 主に関わっているのは2匹。

 1匹はゴールデンレトリバー。とにかく大きい。ひょっとしたら体長は私よりも大きいのでは、と思っていますが、近づいて比べるほどまだ親密になっていません。スキをついて頭をなでる程度。これから仲良くなる予定です。

 もう1匹はシュナウザー。彼女は白くて、『霧のなかの白い犬』に出てくる白いシェパードを思い出します。調べたところ、小さいシュナウザーとシェパードはどちらもドイツにルーツがあるようで、意外な共通点を見つけました。

 ドイツは『霧のなかの白い犬』で語られているように、深い傷を持った国です。現代日本を生きる私たちにとって、戦争は遠い他国のことのように思えますが、時間的にも空間的にも、戦争はそう遠くもないことだと、この本を読んで思いました。

 <どんな小さな偏見や人種差別も見逃さないでください。同じ性別の人を好きになってもいい、自分と異なる宗教を信じる人がいてもいい、宗教なんて全く信じない人がいてもいい、経済的に裕福な人が価値ある人だと思ってはなりません、老齢の人や障害を持つ人に残酷なジョークをぶつけてはなりません。それをほっておけばかつてわたしの美しいドイツがそうであったように国全土が腐ってしまうのです。

 ふだんの生活でも、思いがけず、人にひどい言葉を言ってしまったり、残念なことを思ってしまうことがあります。他人が自分と違うことは当たり前です。

 でも、その当たり前からどう考えるかは各々の人しだいです。

 他人は自分とは違う。だからわかりあえない。だからいなくなればいい。

 他人は自分とは違う。でもきっとわかりあえるはずだ。だからいてほしい。

 上の二つは前提は同じですが、結論は正反対で、ぜんぜん違います。
 どちらかといえば、後者の考え方で生きていきたいと私は思います。

 人間と他の生物とも同じです。だからこれから、猫だけではなく犬とも積極的に関わっていこうと思いました。特に悲しい記憶を持つ白いシェパードに対しては。

(878字,原稿用紙2枚と9行)

おわりに

KKc
お読みいただきありがとうございました。

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