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『森見登美彦の京都ぐるぐる案内』あらすじ
本書は大学時代を京都で過ごした作家・森見登美彦氏が京都の町を案内する一種のガイドブックである。
案内は「左京区エリア」「四条近辺」「伏見区ほか」「番外編」に分かれて収録されている。
本文は森見氏の著作からの引用と、彼のミニ・エッセイが中心。
また、文章と同じくらい写真も多く使われていて(森見氏が写ったものもあり)、そのまま京都の観光ガイドとしても使える本になっている。
森見登美彦作品の舞台を写真つきで紹介
『有頂天家族 (幻冬舎文庫)』で矢四郎が酔いを醒ますためにもたれかかった「四条大橋」。
『夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)』で黒髪の乙女がずんずん歩いた「先斗町」(読み方は「ぽんとちょう」)。
「ここに来れば登美彦氏が作品に出すものは何でも揃うのである」(110頁)と自身で語るのは「伏見稲荷大社」だ。
『四畳半神話大系 (角川文庫)』で明石さんが店番をしていたのは「下鴨神社」。
『聖なる怠け者の冒険』で小和田君がアルパカ似の五代目に出会う「レストラン菊水」。
『四畳半王国見聞録 (新潮文庫)』の大日本凡人會が暇つぶしに歩いている「哲学の道」。
『太陽の塔 (新潮文庫)』で「ヘンテコなもの」と称された「太陽の塔」(大阪にあるので「番外編」に収録)。
「叡山電車」は森見氏の作品の中で、なくてはならない電車。
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まとめ
『森見登美彦の京都ぐるぐる案内』は森見登美彦作品のファンブックであると同時に、すばらしい京都案内であるといえる。
そういう意味で、本書はかなり贅沢な欲望を起動させてくれる文庫だといえる。
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Twitterやってます。
握力はそんなに強くないはずなんですけど。
巨大ロボットで人を助けるときってよく握りつぶさないよなぁと思う。だって僕はよくスティックのりの蓋を外すとき壊してしまうから。
— KKc (@KiKuchatnoir) 2014, 2月 4