目次
カドフェス2015のおすすめ作品厳選62冊!

こんにちは。夏休みが近づいてくると書店が活気づきますね。
今日はカドフェス2015の中から、私が気になった作品について書いてみました。
気になるものがありましたら、ぜひ書店などで手にとってみてください。
細田守監督作品の原作・関連作
細田守『バケモノの子』

この世界には、人間の世界とは別にもう一つの世界”バケモノの世界”がある。
そこへ迷い込んだひとりぼっちの少年は、バケモノ・熊徹の弟子となり「九太」の名前を授けられた。
偶然の出会いが新たな冒険活劇を開く、細田守監督の最新作の原作小説!
「刀が出てくる作品」は名作の法則。
【関連リンク】「細田守『バケモノの子』あらすじ・感想・名言など」
メルヴィル(富田彬訳)『白鯨』

捕鯨船ピークフォド号の船長・エイハブは白いマッコウクジラ「モービィ・ディック」に片足をもぎとられた。
憎しみをたぎらせ復讐に燃える船長は、さまざまな人種の乗組員たちとともに、過酷な航海へ出る。
『バケモノの子』のスタジオ地図が監修したオリジナルカバーです。
細田守『おおかみこどもの雨と雪』

<母>である花は<おおかみおとこ>に恋をし、家族となる。
<姉>の雪と<弟>の雨を授かるが、<おおかみおとこ>は死んでしまう。
三人は田舎に移り住むことを決めた。
小さな家族の秘密と幸せの物語。
岩井恭平(細田守原作)『サマーウォーズ』

夏休みに憧れの先輩の実家へバイトしに行くことになった健二。
数学しか取りえのなかった彼がある暗号を解いたことから、世界は変わった。
戦国一家の大家族が世界を救う、絶対読むべき夏の物語。
【関連リンク】「『サマーウォーズ』岩井恭平(細田守原作)―あらすじ、名言、感想文」
筒井康隆『時をかける少女 新装版』

誰もいない理科実験室。懐かしい香り。私はこの香りを知っている――。
50年間愛された青春の甘く不思議な小説。
名作は、時をかける。
【関連リンク】「筒井康隆『時をかける少女』―あらすじ、ネタバレ、読書感想文、名言」
かまわぬ×角川文庫
人気てぬぐい店「かまわぬ」とコラボした和柄のスペシャルカバーです。
太宰治『人間失格』

『人間失格』は<恥の多い生涯を送って来ました>から始まる大庭葉蔵の回顧録。
<子供より親が大事、と思いたい。>から始まる『桜桃』も収められています。
【関連リンク】「太宰治『人間失格』【読書感想文】―大庭葉蔵の恥の多い生涯」
寺山修司『家出のすすめ』

「家出のすすめ」「悪徳のすすめ」「反俗のすすめ」「自立のすすめ」の4章が入っています。
寺山流精神論。
若者よ家出をせよ。
夏目漱石『こころ』

「私」が鎌倉で出会った「先生」には大きな秘密があった――。
先生の遺書で明らかになる先生と奥さんと親友Kの過去。
<精神的に向上心のない者はばかだ。>
【関連リンク】「夏目漱石『こころ』読書感想文」
夏目漱石『坊っちゃん』

不器用で無鉄砲、正義感あふれる江戸っこの「坊っちゃん」先生が四国の中学校に赴任した。
生徒や同僚教師の悪行に真正面から立ち向かう、痛快な小説。
坊っちゃんと召使い「清」との関係も見どころです。
【関連リンク】「夏目漱石『坊っちゃん』【読書感想文】あらすじ付」
中勘助『銀の匙』

舞台は明治時代の東京の下町。
書斎の小箱に納められた「銀の匙」は、私が薬を飲むのが楽になるように、伯母が探してきてくれたものだった。
宮沢賢治『注文の多い料理店』

宮沢賢治の名短編9つを、当時の挿絵で。
『注文の多い料理店』はとても教訓の多いお話です。
【関連リンク】「宮沢賢治『注文の多い料理店』【読書感想文】―ご注文は人間ですか?」
田辺聖子『おちくぼ姫』

千年前の恋愛小説を、読みやすい現代語訳で。
おちくぼ姫は継母にいじめられ、床がくぼんで落ち込んだ部屋で暮らしている。
そこへ現われた貴公子が、彼女を連れ出す。まさに日本の古典シンデレラ・ストーリー。
灰谷健次郎『兎の眼』

大学を卒業したばかりの教師・小谷が、心を開かない生徒である鉄三をはじめとするさまざまな生徒・大人とふれあい、成長していく過程をなぞった物語。
誰にでも『タカラモノ』はある。
楽しく学べる
坪田信貴『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話』

いわゆる「ビリギャル」。誰でも「やればできる」。死ぬ気で頑張る何かを見つけられた人は強い。
ビリギャルの斬新な発想、アツさ、ひたむきさに、あなたの人生も変わるかもしれない!?
【関連リンク】「聖徳太子は超デブ|『ビリギャル』【読書感想文】」
斎藤孝『だれでも書ける最高の読書感想文』

もう「読書感想文なんてイヤだ!」と嘆かなくてもよくなる。
人は誰でも「最高の読書感想文」を書くことができます。
読書感想文の書き方だけではなく、おすすめの本も紹介されています。
【関連リンク】「読書感想文の本棚」
夏の本!
あさのあつこ『グラウンドの詩』

心に傷を負ったピッチャーは、チャッチャーと奇跡の出会いを果たす。
18.44mのドラマ。野球が大好きな登場人物たち。
野球をする少年たちの心模様を、信頼感をこまやかに描く。
山際淳司『スローカーブを、もう一球』

その人の野球人生を変えた一球をめぐる8篇のノンフィクション。
勝つ者の影には必ず負ける者がいる。
朝井リョウ『星やどりの声』

海の見える街に暮らす、父を失った家族の物語。
家族が「家族」を卒業する。
それぞれの悩みや葛藤をあぶりだしながらも、根底に流れる深い愛情。心がじんわりとあったかくなる小説。
星になった父親が残してくれたものとは……。
ジョーン・G・ロビンソン『思い出のマーニー』

自分の殻に閉じこもった少女・アンナは不思議な少女・マーニーと出会う。
二人の魂が引き合ったのはなぜなのか。彼女らの関係の秘密とは。
少女が大人になるためには、通過儀礼が必要である――。
原田マハ『さいはての彼女』

人生につまずいた女は、旅にでる。人生を「もっとあがく」ためには何が必要なのか。
学業に、仕事に、毎日がんばっているすべての女性へ。
たまには旅でもして、また一歩前へ。
辻村深月『ふちなしのかがみ』

ちょっぴり怖いホラー短編集。
「踊り場の花子」「ブランコをこぐ足」「おとうさん、したいがあるよ」「ふちなしのかがみ」「八月の天変地異」を収録。
辻村深月は青春ミステリーだけじゃなくてこういうのも書けます。
【関連リンク】「辻村深月を読む人はいい人だ。辻村深月おすすめ小説ランキング10」
三浦しをん『月魚』

真志喜と瀬名垣は密かな罪の意識を共有しながら、兄弟のように育ってきた。
ある夏の日、決定的な事件によって彼らの関係性変わっていき……。
青年の繊細な感情を透き通った言葉に乗せて。
青春小説!
加藤シゲアキ『ピンクとグレー』

二人の幼なじみは、片方だけが芸能界で成功してしまった。
後には引けない、引かない、では、出遅れたものがとる選択とは。
NEWS・加藤シゲアキが描く青年の感情の爆発。
森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』

恋愛小説かつファンタジー。
腐れ大学生と黒髪の乙女が京都で歩き回る。
夜は短し歩けよ乙女、京都の街は、珍妙で面白い。
【関連リンク】「本で京都へ―森見登美彦おすすめ小説文庫ランキングTOP10」
越谷オサム『金曜のバカ』

テーマが「バカ」の傑作短編集。「BAKA」とは「LOVE」である。
高校生、青春真っ只中のみずみずしくキュートな胸のときめき。
イラストは『日常』のあらゐけいいち。最高~。
星新一『きまぐれロボット』

エヌ氏が買ったロボットは何でもできる。
料理も作れるし、話し相手にもなってくれる。
ところが次第におかしな行動をとるようになり……。
星新一の傑作厳選ショートショート集。
藤井恵美『わたしの恋人』

両親がとても仲のよい家庭で育った古賀龍樹と、両親がとても仲のわるい家庭で育った森せつな。せつなの心は、龍樹と触れ合うことで徐々にやわらいでゆく……。
甘酸っぱい恋は、とてもまぶしい。
表紙は今日マチ子。青春小説にたいへんふさわしい。
赤川次郎『怪談人恋坂』

謎の死に方をした姉と、自分にまつわる出生の秘密。
これはホラーではなく、切なく、悲しい物語である。
<人が死ぬと空が涙を流して雨が降る>
堀江宏樹/滝乃みわこ『乙女の日本史』

乙女の視点でみる歴史、いとをかし。
ポップな表現でさらっと歴史をなぞる。
個人的に「カドフェス2015」の中で2番目に気になる本です。
大泉洋『大泉エッセイ 僕が綴った16年』

笑いたければこれを読め! 嫁の話もあります。
大泉洋による味のある挿絵も特徴。あだち充と対談したりも。
単行本が2013年、文庫本が2015年に出たので、間の2年間分のエッセイが追加されています。
人気キャラの小説
有川浩『図書館戦争』

<私は戦う。憧れのあの人に近づくために――。>
「メディア良化法」制定から30年。近未来の日本では、良化委員会の手から書籍を守る図書隊が結成されていた。
笠原郁は”王子様”に助けられた過去を持つ図書隊員。新米の彼女が不器用ながらもまっすぐに戦う。堂上教官とのやりとりにもニヤニヤさせられます。同期の柴崎、手塚も個性的。
2015年10月10日に映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』が公開予定。
【関連リンク】「有川浩『図書館戦争』名言と感想」
神永学『確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム』

常識外れの数学者・御子柴岳人が、ゲーム理論、確率論、ベイズ推定など、数学を駆使して難事件に挑む!
同著者の『心霊探偵八雲』とのリンクもあり。
松岡圭祐『万能鑑定士Qの事件簿Ⅰ』

凜田莉子の事務所の看板にはこうある。<万能鑑定士Q>
独自の記憶術で広い知識を持つ彼女は「万能鑑定士」として知性を発揮していく。
「剥がしてはいけない」力士のシールを巡る事件に莉子と記者・小笠原が挑む。
太田紫織『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』

骨が大好き「骨マニア」の美人な櫻子さんは、骨と死体から真実を見抜くことができる。
彼女とそのお供の男子高校生が、北海道を舞台に事件を解決していく。
暴走系お嬢様と振り回される系の男子によるライトミステリー。
初野晴『退出ゲーム』

<ハルチカシリーズ>第一弾。
吹奏楽部のチカが幼なじみのハルとともに難題に立ち向かう学園青春ミステリー。
吹奏楽部は廃部寸前、化学室から盗まれた劇薬、真っ白のルービックキューブ、演劇部との対決。
表題作の「退出ゲーム」の評判がよいです。
個人的に「カドフェス2015」の中で3番目に気になる本です。
米澤穂信『氷菓』

<私、気になります!>
折木奉太郎はなりゆきで入った古典部の仲間たちと「人が死なないミステリー」を解決していく。
「氷菓」のタイトルの意味に気づいたとき、もういちど読み返してみたくなる。
また、「あとがき」を読んだら<古典部シリーズ>の次の巻も読みたくなること間違いなし。
【関連リンク】「米澤穂信『氷菓』あらすじと感想、名言|薔薇色と灰色の青春」
仁木英之『黄泉坂案内人』

タクシードライバーの主人公が迷い込んだ世界は、「あの世」と「この世」の狭間の世界だった。
名前をとられ、戻れなくなった彼は、未練を残した魂を運ぶ仕事をはじめることになってしまう……。
河野裕『つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない』

元編集者の佐々波と天才小説家の雨坂は、カフェ「徒然珈琲」の一角にいつも座っている。
彼らは現実の状況を「設定」として、まるで物語を創るように推理を繰り広げていく。
幽霊と探偵。ファンタジーとミステリーの調和。
榎田ユウリ『カブキブ!1』

歌舞伎の部活「カブキ部」を作ろう!と主人公・クロは親友のトンボと共に部員集めをはじめる。
歌舞伎の知識が無くてもオッケー。面白い青春小説。
最初、表紙の背景が私にはバレーボールのネットに見えて、混乱しました。
藤谷燈子(原案:HoneyWorks)『告白予行練習』

HoneyWorksの人気楽曲の小説化。
気になる幼なじみに素直になれず「告白の練習相手だから」と言ってしまうことから始まる物語。
ちなみに私はHoneyWorksでは「ロリババアに恋をした」が好きです。サビでいつも笑っちゃう。
ファンタジー小説(小学生から読める)
荻原規子『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』

外の世界に興味がない、臆病で、まったく冒険心がない少女が主人公。
「普通」になりたかった少女が「ある力」で世界を変えていく。
アニメ化もされた和製ファンタジーの王道作品。
角野栄子『魔女の宅急便』

キキは魔女と人間のハーフの女の子。
13歳の満月の夜にキキは、黒猫のジジを乗せて飛び立つ。
降り立った街・コリコで彼女は宅急便屋さんを開き、成長していく。
<「心がたいせつよ」「心のほうはまかせてといて。おみせできなくてざんねんです」>
宗田理『ぼくらの七日間戦争』

子どもは大人のミニチュアじゃない。子どもには子どもの世界がある。
夏休み。中学生のクラスの男子全員が、廃工場にたてこもり、大人への反乱を表明した。
<ぼくらシリーズ>の第一巻は、中学生のうちに読んでおきたい小説だ。
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』

宮沢賢治の最高傑作「銀河鉄道の夜」をはじめ「雨ニモマケズ」「グスコーブドリの伝記」「ふたごの星」「よだかの星」を収録。
小学生のうちに読んでおきたい一冊。
イラストは『デュラララ!』などのヤスダスズヒト。
ルイス・キャロル(河合祥一郎訳)『新訳 かがみの国のアリス』

鏡の向こうの世界で、アリスが女王さまに。
くすっとしてしまうハンプティ・ダンプティとの会話。ジャバウォッキーの言葉遊び。子猫がかわいい。
豊富な挿絵78点で、鏡の国の雰囲気を楽しめる。
読んで絶対に後悔しない本
豊田正義『妻と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻』

敗戦後、妻と共に特攻していった男は、何を考えていたのか。なぜ飛ばねばならなかったのか。
その背景にはソ連の脅威があった……。
大崎善生『聖の青春』

29歳にして夭折した天才棋士・村山聖は「東の羽生、西の村山」と呼ばれるほどの実力を持っていた。
病と闘いながら「名人」を目指した村山聖。
「怪童」とあだ名された彼の人生を感動的に書き記したノンフィクション。
パウロ・コエーリョ『アルケミスト 夢を旅した少年』

羊飼いの少年・サンチャゴは、夢の実現に向けてピラミッドを目指した。
旅の途中で出会った人々の言葉を素直に受け止めながら、少年は自分の人生を選びとる。
夢は必ずかなえられる。だけどそのためには代償を恐れず冒険をしなければならない。
世界で大ベストセラーを記録した、人生の指南書たりうる小説。
中村航『僕の好きな人が、よく眠れますように』

理系大学院生の「僕」が研究員の女の子への想いをつのらせるが、彼らには恋をしてはいけない「ある理由」があった。
人を好きになるということはどういうことか。
甘く切ない恋を描いた優しい恋愛小説。
白石一文『私という運命について』

<運命>がテーマの小説(特に女性の)。
結婚、出産、独身、手紙、家族、恋愛、喜びと悲しみ、人生の取捨選択は、果たして正しいのか。
<選べなかった未来、選ばなかった未来はない。未来など何一つ決まってない。だからひとつひとつの選択が運命。>
万城目学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』

かのこちゃんは小学一年生。マドレーヌ夫人は賢く気高い猫。
出会いと別れ、そして成長。優しさとかわいさのあふれるファンタジー小説。
一気に読んでしまう小説
伊坂幸太郎『グラスホッパー』

恋人を失った元教師「鈴木」、自殺専門の殺し屋「鯨」、天才ナイフ使い「蝉」。彼らの視点で物語は進む。
多彩な殺し屋たちが所狭しと活躍する伊坂エンターテイメントがここに。
2015年11月7日劇場公開。
【関連リンク】「【800字書評】伊坂幸太郎『グラスホッパー』|殺し屋の論理と不条理」
沖方丁『光圀伝』

誰も見たことのない「水戸黄門」がここにはある。
水戸藩主となった彼が挑んだ空前絶後の大事業とは。
そして、奪わなくては進めなかった「大切な者」の命とは――。
東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』

過去と未来は繋がっている、ナミヤ雑貨店によって。
悩める人々は手紙を書き、雑貨店で交錯する。
伏線がみごとにつながり、最後に大きな感動を得られる東野圭吾の一気読み小説。
【関連リンク】「ドラマ化は実力。―東野圭吾おすすめ小説文庫ランキングTOP10」
山田宗樹『百年法』

「不老不死処置を受けた人は、百年後に死ななければいけない」法律<生存制限法>のある日本が舞台。
最初の百年目が訪れたとき、彼らはどんな行動をとるのか。
永遠を抱えることは、人間にはまだ重すぎるのか。
本多孝好『at Home』

「家族」がテーマの4つの短編をおさめた本。
守る家族のために、人は強くなれる。
胸の奥がじーんとして、ほっこりする小説集。
道尾秀介『球体の蛇』

大切な人を守るための嘘と真実。告げてしまったら、もう後には戻れない。
「球体の中の蛇」の状況になってしまったら、どうすればいいのか。
道尾秀介の本領が発揮されたおすすめ小説。
貴志祐介『青の炎』

青年が燃やした「青い炎」。家族を守るために彼は、完璧な殺人犯になることを決意した。
青年が抱えた苦悩と葛藤。完全犯罪を成し遂げることはできたのか。
ラストは涙なしでは読むことができない。
有栖川有栖『朱色の研究』

臨床犯罪学者・火村先生と推理作家・アリスが依頼された殺人事件を調査する。
コナンドイル『緋色の研究』のオマージュ作品。現在ではなく2年前の事件を追う。
<朱色は人の心を惑わす>
綾辻行人『フリークス』

人体改造実験を行っていたマッドサイエンティストが惨殺死体となって発見された。
ダークな世界観で惹きつけられるホラーミステリーの傑作!
個人的に「カドフェス2015」の中で1番気になる本です。
鮎川哲也『リラ荘殺人事件』

秩父『リラ荘』に集まった七人の大学生。そこで起きる連続殺人事件。死体のそばにはトランプが一枚。
名探偵・星影龍三が活躍する本格推理小説。
中野京子『怖い絵 泣く女篇』

フェルメールの『エマオの晩餐』など、世界の名画に隠された歴史を読み解く22編。
お気に召されたなら<怖い絵シリーズ>ほかの作品もどうぞ。
特製ブックカバー

カドフェス対象本を買うと、その場で特製カバーがもらえます。全6種で、数量限定です。
スマホをブックカバーにかざすと、ハッケンくん(鼻がびっくりマークの黒犬)が動きます。
詳細はカドフェス公式HP、書店に置いてあるフリーペーパー、電子書籍で。
おわりに

「おすすめ小説リスト」はこちらから。
記事に対する感想・要望等ありましたら、コメント欄かTwitterまで。