『進撃の巨人第5巻』に見る諌山創と森博嗣の共通点

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「軽かったんだ 異常に 巨人の体が」
「え?」
「そもそも本来ならあの巨体が2本足で立ち 歩くなんてことはできないハズなんだ
どの巨人もそう……
切断した腕はその質量にあるべき重量には到底達していなかった」
(諫山創『進撃の巨人』第5巻)

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森博嗣『MORI LOG ACADEMY 1』を読んでいる。

 森博嗣は小説家である(と私は思っている)。

 だが私は彼の小説よりエッセイのほうが好きだ。冗談を真顔で言っているような雰囲気が感じられて良い。

 『MORI LOG ACADEMY〈1〉 (ダ・ヴィンチ ブックス)』は「まえがき」と「あとがき」の他は「HR」「国語」「算数」「理科」「社会」「図工」など小学校の時間割のような章立てになっている。

「算数」の章「大きさと重さ」に気になる文章があった。

もし人間が同じ体型で3倍の大きさになると、
身長は5mくらいになる。
このとき体積は27倍になるため、
体重は1600kgくらいになる。
既に軽トラックでは運べない。
地上で動き回ること、
生きていくことも難しいだろう
(森博嗣『MORI LOG ACADEMY 1』233頁)

 中学で習った相似比と体積の関係である。
 複数のものが同じような形状で、物体を構成する長さだけが違うことを相似という(乱暴に言うと)。

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 その長さの比率が相似比である。
 相似比と体積比の関係は決まっていて、相似比を1対Aとすると体積比は1対Aの3乗。
 だから森博嗣は身長が3倍になれば体積は3x3x3=27倍になると書いたのである。
 『進撃の巨人』の諫山創もこの文章を読んだのかもしれないし、読んでいないのかもしれない。
 どちらにせよ、私の中で好きな作家が思わぬところで交差したので、嬉しくなったからここに記す。

おまけ

 たとえば身長150センチ50キロの人は、たぶん100センチのときは15キロだったと思われる。
 150をルート1.5で除す単純計算で出した。物事を単純化するとウソみたいな数字が出る例。

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Twitterやってます。

森で女型巨人と対決するシーンでのセリフですね。

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